大学の語学の単位が与えられる授業の最終評価レポート。この講義は2004年度
夏学期に受講したが、2003年度冬学期に受講しP.B.シェリーについてのレポー
トを提出した講義とスタイルが酷似していたおかげで、余裕をもって講義に臨め
た。語学よりは英文学・少人数ゼミ形式の講義。テーマはアイルランド現代詩人。
講義ではシェイマス・ヒーニーの「Personal Helicon」について発表した。
ヒーニーの名はこの授業ではじめて知ったが、ノーベル賞詩人だそうである。
レポートはヒーニーの詩作の秘密に迫るべく、生い立ちについて詳しく調べた
上で「Personal Helicon」を再読した。レポートの体裁が整っているので、
ここで述べることはあまり無い。ヒーニーについて調べる必要のある人には、
第1章、第2章が役に立つであろう。また第3章、第4章では詩論も展開した。
なお「Helicon(Helikon)」とはギリシャの山の名前であり、ミューズ達が住み、
またミューズの森の下にあるアガニッペの泉は、その水を飲めば詩的霊感が
備わると考えられたようである。要するに詩の源泉のような地名らしい。
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