<ヒューム因果論1>〜経験主義の妥当性〜

制作日:2004年2月


本レポートは2003年度冬学期から2004年度冬学期、3学期間に渡って開講
された連続形式授業の、一本目の最終評価レポートである。講義内容は、18世
紀の哲学者デビッド・ヒュームの因果論を考える、というもの。「人間本性論
(人性論)」の一部を時間をかけて読んだ。
レポート内容はイギリス経験論(ヒュームもその一人と目される)の妥当性を
問う、と称しており、同時代にヨーロッパ大陸側で展開された「大陸合理論」
などにも言及しているが、その実、合理論と経験論それぞれの内容も良くは分
かっていない。
長々と書いても、言っていることはひとつである。すなわち「脳科学を参照せ
よ。個々の精神現象はそれぞれ異なる神経核の異なる性質によって担われている」 同じテーマを扱ったレポートでも、「9006『自我の探究』」の方が、まだ内
容があると言えよう。

なおこの3学期に渡る講義の3本のレポートは全て優の成績評価が付いている
が、教官は提出されたレポート全てに優の成績を付けている形跡もあり、評価
としてあまり参考にならない。

本論





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