3,まとめ

 多くの因果論が「概念」というものを問い直さないために多くのアポリア
にぶつかっているのではないかとの直感から「連続体説」なるものをでっち
上げて数本のレポートを書いてきたが、今回のレポートで近代と因果論との
関係が示唆され、この「連続体説」なるものが既に近代を否定するものとな
りかねない、という可能性が浮上している。もし本当にそのような事になる
としたら、これは手に負えない代物である。一方、何とか消費社会論のレポー
トとの接点が見えてきたようでもある。
 もうしばらく、自由意志や因果について考察を重ねたい。